武器種によるクリティカル率のお話
- 2025年1月12日(日) 23:33 JST
リネージュの攻撃において、クリティカルは武器の最大ダメージが出るというもので、他タイトルのように1.5倍とかそういうのではない。すなわち、武器本体の性能差がモロに出るパラメーター?なので、それを明らかにしたいと思う。
今、中の人のキャラのクリティカル率を見てみると10%とある。
これは、通常攻撃のうち10回に1回が最大値になることを意味している。
なので、火エルフのSOFは効果時間中は、常時最大値で攻撃になるのでクリティカル率自体の意味が無いんだなと。今気づいたさ。
ダガーと両手剣において代表的な武器の、幸運のダガーとナイトバルドツーハンドソード(KV2HS)で比較してみる。
もう一つの前提として、リネージュは武器の本体攻撃力?10/10みたいに書かれてる部分がランダム値であり、この部分は攻撃時に1~最大値が出るよというものなので、十分に長い時間攻撃を継続するとその期待値は(1+最大値)÷2に収束していく。と考えられる。
武器 | 性能 | 平均値 | 最大値-平均値 |
幸運のダガー | 5/5、追加ダメージ+5 | (1+5)/2=3 | 5-3=2 |
KV2HS | 28/36、追加ダメージ+6 | (1+28)/2=14.5 (1+36)/2=18.5 |
28-14.5=13.5 36-18.5=17.5 |
今回の比較に不要な命中等、他の性能は未記載。
これを見ると分かるとおり、幸運のダガーでクリティカルが出た際に追加されるダメージは+2である。まぁ日を見るより明らかだけど、ほとんどクリティカルの意味が無いことになる。他の武器固有の追加ダメージ、DAI、属性強化等は毎回固定値で追加されているので変動するものではない。
たとえば、+0幸運のダガーは、5/5、追加ダメージ+5なので、最小値の場合は1+5=6で、最大値の場合は5+5=10となり、ランダム部は4だけとなる。このブレの無さが強みといえば強みではあったのだけどね。
そして、クリティカル発動率をここに加味すると…
- 幸運のダガー
幸運のダガーにおけるクリティカルは+2ダメージで発動率が仮に10%だとすると、ダメージとしての上昇期待値は2×0.1=0.2となりほとんど意味が無いことが分かる。
- ナイトバルドツーハンドソード
KV2HSでいうと、ランダム値が大きくスモールで13.5×0.1=1.35、ビッグで17.5×0.1=1.75となる。
幸運ダガー側を0.2≒0とし、KV2HSのビッグ側を1.75≒2とみるのは流石に恣意的すぎるので、このまま評価しよう。ナイトの場合は、ブローアタックでダメージが1.5~2倍になるのでまぁ一応クリティカル率を高めていってクリティカル時の最大ダメージとスタンを重ねた場合の2倍は相当大きなダメージを出すことが一応可能ではある。
DEの攻撃力の根拠はここにバーニングスピリットとかダブルブレイク、武器自体のクリティカル・ダブルヒットがすべて別確率で抽選されることなんよな。以前も書いたことがあるんだけど、中の人がメインDEではないのでこの辺の計算はしないw
結論としては、ダガー終わった感がすごいんよな。
この辺の話があるので、火エルフのリブート時にSOFに追加ダメージ入れたんだろうと思う。これまでの仕様だと(一般的な)ダガーではSOF意味ないからね。(生命のダガーのような本体性能が高い場合を除く。)
生命のダガーは21/13でHP吸収もあるので、火エルフのSOFと相性良いわな。
脱線した。
クリティカル率がどんどん伸びてくると、この武器本体側のランダム値の大小は影響が増してくるというお話。
ナイトではよほどの寄せたセッティングをしない限りは両手剣が最適解なんだろうなーと思ったさ。
他クラスではまた違う評価になると思う。なぜなら両手剣の速度が低いから。(パラディン、お前はダメだ。)両手剣を使えるクラスとしては君主、ドラゴンナイト、フェンサーなんかがあるけど、この辺では使うことはないと思う。スキルの親和性が低いからね。
ナイトと全く同じ理由で両手剣を使うことになるのはパラディンだな。結局、ナイトとパラディンはどこに寄せていくか?だけであって、基本的なセッティングは同じだなーと思うんよ。
なんか何書いてるのか分からなくなってきたんだけど、ようは両手剣のランダム値でけーからクリティカル率が伸びてくるとますますダガーとか片手剣の選択肢が消えてくるンゴねぇ…というまとめっす。